メルセデスベンツ日本の上野金太郎社長は7月1日、新型『Aクラス』の受注状況について発売から半年で7000件を受注したことを明かした。そのうち、新規の顧客が半数を超え、国産車からの乗り換えが多いという。
国内では1月から発売された新型Aクラスは、これまでのコンセプトから一変、同セグメントの王者フォルクスワーゲン『ゴルフ』に挑むため、スポーティ色を高めた。一方、6月25日から発売された新型ゴルフは、国産車ユーザーを意識した価格や装備内容で発売するなど、同セグメントにおける競争が激化している。
新型ゴルフ発売の影響について、上野社長「他車が出たからといって影響は出ていない。販売店ではAクラスが足りない状況です。今後、影響も出てくるかと思いますが、ゴルフは“横綱”ですね。コマーシャルとか日本向けですし、びっくりしました」と、率直な感想を語った。
Aクラスの販売状況については、上野社長「このAクラスに限っては、新規の顧客が6~7割を超えていて、国産車からの乗り換えが多いです。価格的にもそうですが、イメージ的にも昔からのメルセデスベンツから若返ったものになっていますので、我々のマーケティングと合致していて順調です」との考えを示した。