F1のウィリアムズの子会社、ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング社は6月27日、日産自動車の高性能車やモータースポーツ活動を手がけるNISMO(ニスモ)と、高性能市販車の開発で協力すると発表した。
ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング社は英国に本拠を置き、モータースポーツから得た技術を市販車に生かすエンジニアリング活動を行っている。
今回の発表では、ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング社が、NISMOが2014年から順次発売予定の新型車の開発に参画する。
ウィリアムズの創設者で、F1チーム代表のフランク・ウィリアムズ氏は、「ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング社には、世界基準の高性能車を送り出してきた歴史がある。今回の合意は、NISMOブランドの拡大戦略にとって、エキサイティングなもの。両社はモータースポーツと先進技術への情熱という共通点がある」とコメント。
NISMOの宮谷 正一 社長は、「NISMOは30年以上に渡るモータースポーツの経験を土台にしたブランド。だからこそ、ウィリアムズのような同じ意思を持った会社との協力を選んだ。NISMO商品の共同開発という協力関係の始まりに期待している」と述べた。