マクラーレンのジェンソン・バトンは、去年までのチームメートだったルイス・ハミルトンの復活を予言する。メルセデスAMGのセットアップ問題が解決した日には、ハミルトンがトップランナーに復活することは間違いないと言うのだ。
マクラーレンからメルセデスAMGに移籍したハミルトンは、今のところ新しいチームメートのニコ・ロズベルグに対してシングルラップペースで及ばず、ポールポジション獲得はロズベルグの3回に対しハミルトンは1回にとどまっている。彼のペースを阻む最大の要因は、ブレーキング時の不安定が克服できないためだ。
自らはマクラーレンに残留してチームメートを見送ったバトンは、ハミルトンの不振は遠からず解消するとの予想を語った。
「彼のパフォーマンスをもっとフェアに評価すべきだ。これまでのポイント獲得で比較すれば、ルイスはニコをはるかに上回っているとさえ僕は思う。彼は本当に速いよ。驚異的な速さの持ち主だが、僕たち多くのF1ドライバーと同じ弱点に彼も悩んでいると思うんだ。これまで何年間も与えられてきたような、完璧なマシンバランスがなければポテンシャルを出しようがないということだ」
「速さという点ではニコも一流だが、ルイスもかつてのスピードを失ってはいない。遠からず彼は最前線に復活すると思うよ」