【スーパーフォーミュラ 第2戦】ワンデー決戦、SF今季初実戦者同士の争いを制してロッテラー優勝

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ

SFオートポリス戦の決勝トップ3。左から2位デュバル、優勝ロッテラー、3位の山本尚貴。
  • SFオートポリス戦の決勝トップ3。左から2位デュバル、優勝ロッテラー、3位の山本尚貴。
  • ロッテラーはSF今季初実戦で初勝利。写真:TOYOTA
  • SFオートポリス戦の表彰式。左から2位デュバル、優勝ロッテラー、3位の山本尚貴。
  • トヨタ勢1-2に、トヨタのぬいぐるみキャラもデュバル陣営のレースクイーンと喜びを分かちあう。
  • 決勝2位となったデュバルの土曜日の走り。写真:TOYOTA
  • 決勝3位となった山本尚貴の土曜日の走り。写真:HONDA
  • 予選2位となったJ-P.デ・オリベイラ(インパル)だったが、決勝は4位に終わる。
  • ロイック・デュバルは最終的にスリックタイヤでのスタートを選択。
全日本選手権スーパーフォーミュラ(SF)の第2戦オートポリスは、2日、実質的なワンデー開催で予選~決勝を挙行。ともに今季のSFは初実戦であるアンドレ・ロッテラーとロイック・デュバルの優勝争いとなり、ロッテラーが勝利を飾った。

前日の荒天により、この日の朝9時30分から35分間の通常方式による仕切り直しとなった予選では、ロッテラー(#2 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)が雨中戦を制してポールを獲得。そして午後の決勝(54周/約250km)も、雨の影響が残る状況で迎えた。雨はほとんど降っていないながらも、路面は依然としてウエット。結局、全19台中18台はレインタイヤでのスタートを選択する。そして予選6位のデュバル(#8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)だけがスリックタイヤを履いた。

デュバルは序盤2周で17位まで後退したものの、5周目には首位ロッテラーらと同じ水準にラップタイムを上げてくる。こうなると、誰もがスリックを欲しがる。そして6周終了時以降、ロッテラーを先頭にスリックタイヤへの交換が始まった。1回の給油は必要と目されていた今回、燃料タンクに必要十分な“空き”ができるのを待っての最速ピットタイミングが、この6周終了時だった。

デュバルはピットインせずに走り続けてトップに浮上。ロッテラーはピットアウト後、山本尚貴(#16 TEAM無限/ホンダ)の後塵を拝するものの、12周目には2位に上がる。デュバルは36周終了時まで給油を引っ張り、約38秒リードでピットへ。給油のみでタイヤはかえずにコース復帰し、首位キープに成功した。

しかし背後に迫ったロッテラーが、44周目にデュバルをかわしてトップ奪還。デュバルが「シフトにトラブルを抱えていた」ことの影響もあったようだが、さすがはロッテラーという見事な逆転劇で、チャンピオン経験者同士のバトルに決着がついた。終盤、霧が濃くなったことでレースは赤旗で中断、そのまま終了。50周終了時の結果をもって成立した。

2位はデュバル。3位には山本が入り、全日本トップフォーミュラのシリーズ戦では初の表彰台を獲得。また、このレースの11周目には10位近辺の集団でアクシデントが生じており、開幕戦優勝の伊沢拓也(#40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)、同3位の小暮卓史(#32 NAKAJIMA RACING/ホンダ)、前年王者の中嶋一貴(#1 PETRONAS TEAM TOM’S)らが実質的に戦列を去っている(一貴は12位で完走)。

「マシンの感触がグレートだったね。チームに感謝したい。開幕戦を欠場したあとで、こうして勝利者の座に戻ることができ、とても嬉しく思う」とロッテラー。WECでアウディ陣営に属する彼とデュバルはSFの開幕戦を欠場。最終戦も欠場予定だけにタイトル争いでは厳しい面もあるが、最終戦前に19点差をつけてしまえば自力戴冠も不可能ではない理屈だ。レース後、ロッテラーは「それが可能なことかどうかはわからないが、トライするよ。(日本語で)ガンバリマス!」と、笑顔で自身2年ぶりの王座を目標に据えていた。

次戦は7月13~14日の富士スピードウェイ。全7戦のシリーズは、早くも中盤戦に突入する。
《遠藤俊幸》

編集部おすすめのニュース

特集