ヤマハ発動機、ビッグスクーター TMAX フルモデルチェンジ…上級仕様を追加設定

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TMAX530
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ヤマハ発動機は5月15日、ビッグスクーター『TMAX』をフルモデルチェンジし、6月25日から順次発売すると発表した。

「TMAX530」は「Try the Maximum」を開発キーワードに、低中速域から力強いトルクを発生する530ccエンジンを搭載する。ボア・ストロークは68mm×73mmで、2012年モデル「TMAX」比で2mmボアを拡大、吸気バルブは25mmから26mm径へ拡大し、新作アルミ製鍛造ピストンを採用した。

バランサー関連パーツにアルミ製スリーブを追加するなどして軽量化し、バランサーのピストンにも圧縮ロスを低減する仕様を織り込むことで、ロス馬力を低減した。

高い加速特性を引き出す新設計CVTも採用。プーリーの材質と表面処理、ベルトとベルト室冷却システム、変速レシオなど全てを一新した。特にトルクの立ち上がりと、変速特性とのマッチングをポイントに開発しており、ドライバビリティの向上に貢献する。

左右別体式アルミダイキャスト製リアアームを新たに採用した。2段掛けチェーン内蔵アームの2012年モデルTMAX比では、リアアームまわりで約3.5kg軽量化した。2次駆動には軽量なアラミド系繊維のベルトドライブを新採用し、ダイレクト感ある走行性を可能としている。

フレームは、2012年モデルTMAX同様、CFアルミダイキャスト技術で製造するアルミ材と、アルミ押し出し材を組み合わせた構成を継承した上で、エンジンとラジエター懸架部のスチール材について肉厚、締め付け剛性をチューニングして剛性バランスの最適化を図った。

ウインドプロテクション効果の高い新フロントカウルを採用した。

新たにABS標準装備モデル「TMAX530 ABS」と上級仕様モデル「TMAX530 ABS ブラック・マックス」も追加設定する。

ブラック・マックスはABSを標準装備したほか、専用カラーリング、専用メーター、ブラックウッドパターン水圧転写のメーターまわり、ゴールド塗装グリップエンド、TMAXロゴ入りシート、バックレストエンブレム、ゴールド塗装ホイール、サテンゴールドエンブレムなどを採用する。

販売計画は年間800台。価格はTMAX530が96万6000円、TMAX530 ABSが101万8500円、TMAX530 ABS ブラック・マックスが105万円。

《レスポンス編集部》

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