フォルクスワーゲングループジャパンは5月8日、『ポロ』『ゴルフ』など計24車種の自動変速機制御コンピュータに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2007年10月22日~2012年10月15日に輸入された9万1015台。
7速DSG型自動変速機搭載車両で、自動変速機制御コンピュータの基盤材質が不適切なため、内部ショートが発生し、電源用ヒューズが溶断するおそれがある。
走行中に不具合が発生した場合は、惰性走行状態となり、車両停車後に再発進不能となる。駐車中に不具合が発生すると、エンジンを始動できなかったり始動できても発進不能となる。
全車両、自動変速機制御コンピュータを対策品と交換する。
不具合発生件数は338件で、市場技術情報および国土交通省の指摘でわかった。事故は起きていない。