富士重工業(スバル)は5月8日に、2014年3月期の連結業績予想を発表した。営業利益は前期比50%増の1800億円と、13期ぶりに過去最高を更新した前期に続き最高益を見込んだ。
連結世界販売は4%増の75万2000台を計画しており、これも前期に続く最高となる。売上高は7%増の2兆500億円と、初めて2兆円の大台に乗せる。ただ、純利益は前期に繰延税金資産の計上などの特殊要因があったため、8%減の1100億円の予想とした。
為替レートは1ドル90円、1ユーロ120円を前提としており、営業利益段階で為替の円安が639億円の増益効果をもたらす。吉永泰之社長は「スバルの特徴を明確にした商品が高い評価を頂いている」と、好業績を評価。今期については「主力の米国での販売が好調に推移しており、新型フォレスターがフルに寄与するので、今期の世界販売計画も達成できる」と自信を表明した。