JR西日本が発表した2013年3月期の連結決算は、経常利益が前年同期比26.9%増の1047億円と大幅増益となった。
売上高は同0.9%増の1兆2989億円と微増だった。主力の運輸業の営業収益が微増で、流通業も増収となった。
営業利益は運輸業での増益効果から、同17.9%増の1295億円と2ケタの増益となった。
また、指導層の社員を対象に新たな再雇用制度の設定に伴う退職給付債務の減少により特別利益を計上したことなどから当期純利益は同104.1%増の602億円と倍増した。
今期の通期業績見通しは、売上高が同0.9%増の1兆3105億円、営業利益が同3.5%減の1250億円と増収減益の見通し。経常利益は同3.0%減の1015億円、当期純利益が同4.5%減の575億円となる見通し。