【ボルボ V40 T5 R-DESIGN 発売】伝統の5気筒エンジンを搭載

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ボルボ V40 T5 R-DESIGN
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ボルボ・カーズ・ジャパンから発売された『V40 T5 R-DESIGN』はT5と呼ばれるエンジンが搭載されている。

このエンジンは、同じT5でも『XC60』などに搭載されている2リッター4気筒直噴ターボではなく、2リッター5気筒直噴ターボとなる。このエンジンが最初に搭載されたのは1992年に発売された『850』で、それ以来改良を重ねながら連綿と作り続けられてきた。日本へは『V70』や『V50』の一部グレードで同エンジンが搭載されていた。しかし、これらは全て2.4/2.5リッターで、2リッターの日本導入は初となる。

同社マーケティング部プロダクトマーケティンググループの青山健氏は「一昔前のボルボの特徴的なエンジンに戻ったということです。しかし、アイドリングストップや電動パワーステアリングも採用するなど、いくつかの最新システムを採用しています」と話す。

青山氏はこのボルボ製T5エンジンについて、「もともと5気筒を開発した経緯は、6気筒のスムーズさと4気筒のコンパクトさを狙ったもの。独特のエンジンフィールや音もありますので、昔からのファンには懐かしいかもしれませんね」と笑う。

トランスミッションは、ベースグレードとなる『V40』はデュアルクラッチとなるのに対し、213馬力を発揮するT5エンジンに組み合わされるトランスミッションはトルコンの6速ATだ。これについて青山氏は、「この5気筒のエンジンは自社開発で、従来からアイシン製のトルコンATを採用していました。そのコンビネーションの系譜があり現在に続いているのです」という。因みにベースモデルの1.6リッターはフォード製エンジンで、デュアルクラッチはゲトラグ製で、青山氏は、「その組み合わせがフォードグループの中にあったので、採用に至ったのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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