欧州の自動車大手、ダイムラーは4月20日、中国で開幕した上海モーターショー13において、メルセデスベンツ傘下のスマートのEV、『フォーツーエレクトリックドライブ』を中国市場へ投入すると発表した。今回の発表は、中国政府がフォーツーエレクトリックドライブの中国での販売に、許認可を与えたことを受けたもの。スマートブランドが欧州メーカーとしては初めて、中国市場へ導入されるEVとなる。フォーツーエレクトリックドライブは、最大出力75ps、最大トルク13.2kgmを発生するモーターを搭載。0-60km/h加速は5秒以下、最高速125km/hの性能を備える。二次電池は蓄電容量17.6kWhのリチウムイオンバッテリー。1回の充電で、最大145kmを走行できる。2012年だけでも、欧州では1000台以上のフォーツーエレクトリックドライブを納車。また、中国でもスマートブランドの人気は高く、2012年は前年比43.8%増の販売実績を残した。フォーツーエレクトリックドライブは年内に、中国での販売を開始する予定。スマートブランドのアネット・ウインクラー取締役は、「スマートは中国の顧客の心をつかんでいる。なぜなら、完璧なシティカーだからだ」とコメントしている。
イード、「上海モーターショー2025」現地取材レポートを発表 ~EV技術は人型ロボットへ、日系メーカーは巻き返しなるか~ 2025年5月26日 今年の4月23日~5月2日に中国・上海で開催された「上海モーター…