3月のフィアットグループ欧州販売、フィアットブランドが回復

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  • フィアット500の派生車種として登場した小型MPV、フィアット500L
  • 新型フィアット・パンダ

イタリアの自動車大手、フィアットグループは4月17日、3月の欧州における新車販売の結果を公表した。総販売台数は8万0703台。前年同月比は1.2%減と引き続き落ち込むが、Aセグメントで健闘した。

ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比7.7%増の6万3149台と回復。新型『パンダ』が、欧州Aセグメントで12.8%の市場シェアを確保。『500』も欧州Aセグメントの市場シェアを13.6%とした。フィアットによると、この2車種の合計シェアは26.4%となり、欧州Aセグメントで最大。追加投入された『500L』の効果もあるという。

一方、ランチア/クライスラーは、前年同月比17.7%減の7652台と、9か月連続で減少。アルファロメオも29.5%減の7180台と、前年実績に対して、20か月連続のマイナスが続く。クライスラーグループ傘下のジープも、前年同月比25.1%減の2176台と、3か月連続の前年割れ。

国別の市場シェアでは、ドイツが前年同月比0.3ポイント増の2.7%、フランスが3%、スペインが0.5ポイント増の3%。英国では、販売台数が前年同月比14.1%増と好調を維持している。

また、高級スポーツカーのフェラーリとマセラティは3月、欧州で合計493台を売り上げた。

《森脇稔》

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