トヨタ自動車東日本、豊田通商、トヨタ自動車の3社は、トヨタ東日本学園敷地内において、行政や自治体関係者など約100名をまねき「東北復興プロジェクト・グランドオープニングセレモニー」を開催し、東北の復興支援を継続的に推進することを宣言した。
トヨタグループは、東北復興に寄与するべく、2011年7月に「自動車産業」「新規事業」「社会貢献」を3本柱とする「東北復興支援への取り組み」を発表。
今春、トヨタ東日本の企業内訓練校「トヨタ東日本学園」の開校や、工業団地のスマート化の核となる「F-グリッド」、農商工連携事業「ベジ・ドリーム栗原 第3農場」の事業開始などが相次ぐのを契機に、同セレモニーで行政、自治体、地元企業などの協力に対し感謝の意を表する。
セレモニーには、宮城県の村井嘉浩知事、大衡村の跡部昌洋村長、行政や地元自治体関係者のほか、トヨタ東日本の白根武史社長、豊田通商の加留部淳社長、トヨタの豊田章男社長および地元企業関係者が出席した。
3社の代表として挨拶したトヨタの豊田章男社長は、「真の復興には長い時間が必要。だからこそ、これからもオールトヨタ一丸となって継続して東北復興に取り組んでいく」と述べた。
宮城県の村井嘉浩知事は、「トヨタグループの持続的かつ多岐にわたる支援は、復興の歩みを強く後押しする原動力。連携をさらに密にし、スピード感をもって復興に取り組んでいく」と、3社による継続的な支援活動に期待を寄せた。