米国の自動車最大手、GMは4月3日、中国における3月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、同社の中国月販台数としては、過去2番目に多い29万0538台。前年同月比は12.6%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC‐GM(上海通用五菱汽車)の2社がある。3月実績は、上海GMが前年同月比15.2%増の12万6785台と、2か月ぶりに増加。SAIC‐GMは15万5065台を売り上げ、前年同月比は10.9%増と、2か月ぶりに回復している。
ブランド別では、シボレーが3月、5万3038台を販売。前年同月比は3.1%減と、2か月連続で前年実績を下回った。コンパクトカーの新型『セイル』シリーズが、1万9226台を販売。中型セダンの『マリブ』も、新記録となる8287台を売り上げ、前年同月比は93.2%増と伸びた。
ビュイックブランドは、3月としては過去最高の7万0118台を販売。前年同月比は22.8%増と、2か月ぶりの前年実績超え。ロワミディアムセダンの『エクセル』が、23.8%増の2万9875台と牽引。『エクセルXT』と『エクセルGT』も、合計で18.4%増の1万6653台と引き続き好調だ。
キャデラックブランドは3月、前年同月比32.2%増の3629台を販売。新型車の『XTS』が、2006台を販売。キャデラック全体の5割以上を占めた。
GMの2013年1-3月中国新車販売は、前年同期比9.6%増の81万6373台。3月単月、第1四半期ともに、過去最高を達成している。