無線通信技術の専門メーカー、ユピテルは「東京モーターサイクルショー13」に発売したばかりのオートバイ専用ドライブレコーダー「BDR-1」を展示した。「このショーに何とか間に合わせるために大急ぎで開発した」(同社関係者)そうだ。
この特徴はなんといっても防水、防塵機能が備わっているため、急な雨やダートでも大丈夫ということ。「この対策が非常に難しく、開発に苦労した」と同社関係者は説明し、本体のレンズが傷つかないようにレンズカバーをつけるようにして、レンズカバーだけを交換できるようにした。
もちろん映像の品質についても折り紙付き。ワイドダイナミックレンジ機能を採用することによって、逆光時やトンネルの出入り口付近での白とびや黒つぶれが少なく、きれいな映像を記録できる。
また、GPS搭載なので、速度、正確な日時、走行軌跡も映像とともに同時に記録する。専用のビューアソフトを使えば、パソコンで映像確認や、記録データのバックアップ、グーグルアースへのログデーターの変換もできる。文字通り、撮影した映像をあとでゆっくり自宅で楽しめるわけだ。
価格はオープン価格だが、3万9000円前後で販売されており、同社関係者は「月に1000台以上売っていきたい」と同商品に大きな期待を寄せている。ただ、急いで開発したため、オートバイに設置するための付属品がまだ間に合っていないそうだ。