【バンコクモーターショー13】最も勢いがあるのがトヨタだと思える理由

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BMWブース。モーターサイクルやMINIも含めて1824平方メートルと3位の広さを誇る。
  • BMWブース。モーターサイクルやMINIも含めて1824平方メートルと3位の広さを誇る。
  • タイの富裕層の間でもメルセデスベンツの人気は高く、優良顧客が招待されるVIPデーも大変な混雑だ。1674平方メートル。
  • フォードも昨年に比べてブース面積が拡大した。1620平方メートルで、三菱、日産、マツダ、ホンダといった日本勢のブースとほぼ同じ広さ。
  • 広さ第2位となるシボレーブースは1836平方メートル。偶然にも、場所はトヨタ&レクサスの隣だ。
  • ブース面積拡大率、そして実際の敷地面積ともにトップに立つのがトヨタ&レクサス。新型ヴィオスのワールドプレミアがおこなわれたこともあり、VIPデーとは思えないほどの混雑ぶりだ。

3月25日のVIPデーからスタートしたバンコクモーターショー。好調な景気に支えられ、「クルマを作れば売れていく」といわれるほどタイの自動車産業は絶好調だ。

その好景気を反映するかのように、モーターショーも盛り上がっている。そして、その裏でおこなわれたのが、メーカー間によるブース敷地の取り合いだ。

バンコクモーターショーはバンコク郊外にある「IMPACT」というコンベンションセンターのチャレンジャーホール1から3までを使って開催される。ここを攻め時と捕らえているメーカーとしては出展スペースを少しでも広げて1台でも多くのクルマを展示したいところだが、会場の広さには限りがあるので主催者側がすべての要求を受け入れるわけではない。そこで、少しでもブースを広げたいメーカー同士で水面下の綱引きがおこなわれるのだ。

つまり、ブース面積の拡大率(絶対的な広さではなく昨年に比べての比較)を見ればそのメーカーの勢いが見えてくるというわけである。

さて、ブース拡大率のトップ5は、BMW&ミニ、フォード、トヨタ&レクサス、シボレー、ベンツ。それら5メーカーのブース面積拡大率は約8%となっている。

なかでも、最大のブース拡大率を誇るのはトヨタ&レクサス。昨年に比べて約10%も面積が拡大した勝ち組だ。

また、トヨタ&レクサスのブースは面積の絶対的な広さでも全出展者のトップに立つ。面積は2862平方メートルで、これは次点となるシボレー(1836平方メートル)の約1.5倍にもなると聞けば、いかにトヨタの勢力が強いか想像いただけるだろう。

《工藤貴宏》

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