ベントレーの2012年通期決算、営業利益は12倍以上

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ベントレー・コンチネンタルGT V8
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英国の高級車メーカーで、フォルクスワーゲングループに属するベントレーは3月19日、2012年の通期(1-12月)決算を公表した。

同社の発表によると、売上高は前年比29.9%増の14億5300万ユーロ(約1781億円)。営業利益は1億50万ユーロ(約123億円)。前年実績の800万ユーロに対して、12倍以上の伸びを示す。

2012年の世界新車販売台数は8510台。前年比は22%増と大きく伸びた。市場別実績では、最大市場の米国が、前年比22%増の2457台。第2位は中国で、前年比23%増の2253台を売り上げた。

また3位の欧州は、信用不安にもかかわらず、前年比12%増の1333台。このうち、地元の英国は7%増の1104台と堅調だった。ロシアは37%の伸び。中東は前年比44%増の815台。アジア太平洋地域は前年比44%増の358台で、日本は73%増の190台を記録する。

車種別では、『コンチネンタル』シリーズが全体の62%と最多。『フライングスパー』が25%、『ミュルザンヌ』が13%を占めた。

ベントレーのウォルフガング・シュライバー会長兼CEOは「2013年の半ばには、新型フライングスパーの納車が始まる。2013年は前年比2桁増の伸びが見込める」とコメントしている。

《森脇稔》

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