フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、新型『レオンSC』をワールドプレミアした。
『レオン』は1999年、セアトの小型5ドアハッチバックモデルとしてデビュー。2012年9月のパリモーターショー12で発表された新型は、3世代目にあたる。
今回、ジュネーブモーターショー13で初公開されたレオンSCは、新型レオンの3ドアハッチバック仕様。新型レオン同様、フォルクスワーゲングループが開発した新型モジュラープラットフォーム(車台)、「MQB」が採用された。
このプラットフォームは、従来よりもモジュラー化を促進。フォルクスワーゲングループの幅広い車種への導入を可能にした。すでにMQBは、新型フォルクスワーゲン『ゴルフ』や新型アウディ『A3』にも導入済み。
先に登場した新型レオンの5ドアとの違いは、ホイールベース。3ドアのレオンSCでは、ホイールベースを35mm短縮した。セアトは、「3ドアならではのダイナミックさを強調するのが狙い」と説明する。
エンジンは、フォルクスワーゲングループのガソリンターボの「TSI」と、ターボディーゼルの「TDI」。中でもアイドリングストップ付きの1.6TDIは、欧州複合モード燃費26.3km/リットル、CO2排出量99g/kmという高い環境性能をアピールしている。