米国の自動車大手、フォードモーターは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、『エコスポーツ』の欧州仕様車を初公開した。
同車は2012年4月、中国で開催された北京モーターショー12(オートチャイナ12)でワールドプレミア。初代エコスポーツは2003年に発表。ブラジルで生産され、主に南米で販売されている小型SUVだ。ブラジルなどの南米市場では、累計70万台を売り上げた人気車種で、2004年からはメキシコにも投入されている。
新型エコスポーツは、フォードモーターのコンパクトカー、『フィエスタ』の車台をベースに開発。主に都市部に住む若い世代をターゲットに、軽快感のあるコンパクトなSUVフォルムを構築した。
新型エコスポーツは、ブラジルなどの南米だけでなく、インドやASEAN、中国など、世界市場で販売されるグローバルSUV。フォードモーターは今回、ジュネーブモーターショー13において、その欧州仕様車を初公開している。
欧州仕様の注目は、エンジン。フォードモーター自慢のガソリン環境エンジン、「エコブースト」の中で、1.0リットル直噴3気筒ガソリンターボを主力ユニットに据えた。同エンジンは、最大出力125psを発生。フォードモーターによると、クラスをリードする燃費性能を備えているという。