フェラーリがジュネーブモーターショー13で公開した『ラ・フェラーリ』。
ラ・フェラーリは、フェラーリ初の市販ハイブリッド。『F12ベルリネッタ』用の6262cc V型12気筒ガソリンエンジンは、最大出力800psを発生。9250rpmという高回転まで回る。これにフェラーリのハイブリッドシステム、「HY-KERS」から、モーターの最大出力163psが加わる。システム全体で963psという圧倒的パワーを引き出す。
最新のHY-KERS は2モーター方式で、ミッドシップにV型12気筒エンジンをレイアウトし、デュアルクラッチ・トランスミッションと1個目のモーターを一体設計。さらに、2個目のモーターは、エンジンの前方にレイアウト。2つのモーターは、バッテリー(二次電池)と接続される。そして減速時には、モーターがジェネレーターの役割を果たし、発生した電力をバッテリーに蓄えるというシステムだ。
スタイルからスペック詳細まで、一躍最高峰ハイブリッドとして名乗りをあげたラ・フェラーリ。ジュネーブモーターショー最大の目玉となった。