フォルクスワーゲン傘下のイタルデザイン・ジウジアーロは4日、ジュネーブモーターショー13のプレビューイベントで、コンセプトカー『パルクール(Parcour)』を発表した。550hpのランボルギーニのエンジンを搭載する、未来型SUVの提案だ。
パルクールは、ジウジアーロのジュネーブでのビジネス45周年を記念したもので、イタリアのモンカリエーリにあるジウジアーロ工場で制作された。
パルクールは「可能な限り効率的に移動する」ことをコンセプトに、SUV(多用途スポーツ車)に軸を置きながら、あらゆる走行を可能としたスポーツカー。走行環境に応じて、快適性の高い通常走行のほか、オフロード、雪道、そしてサーキット走行の4つのモードを選択できる。車高とエンジンセッティングも任意に設定可能だと言う。
クーペのような薄型で流線型のボディに、不釣り合いとも思えるほどSUVらしい大型のタイヤを装着する。キャビンは2人乗りだ。
550hpのランボルギーニ製V10・5.2リットルエンジンをミッドシップに搭載。四輪を駆動し、0-100km/h加速はわずか3.6秒とスーパーカー並の性能を誇る。