【ルノー カングークルール 限定発売】ヒットの秘密はボディカラー

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ルノー・カングー クルール
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ルノー・ジャポンは2月22日より、『カングークルール』を180台限定で発売した。

初代カングーが日本にデビューしたのは2002年。2009年にフルモデルチェンジし、現行モデルになった。初代からルノー・ジャポンの中では最も売れているブランドで、累計台数では、1万3000台近くになるという。その販売要因について、同社マーケティング部商品・広報グループチーフマーケティングマネージャーのブレン・フレデリックさんは、まずエクステリアデザインを挙げた。そして、もうひとつの理由はボディカラーだとする。「カングーのボディカラーは2002年当初から10色導入していたのです。最も売れた色は黄色。旧型カングーの黄色が販売当初から6割弱を占め、2009年までその傾向は続いたのです」。その間、毎年のようにカラーバリエーションを変え、新色を導入した。

現行のカングーも同様に、発表当時から10色を導入。「初代カングーの鮮やかな黄色ではなく、少しトーンを落としたパステルカラーの黄色でしたので、旧型ユーザーからは、ちょっとイメージと違うといわれました。それでも黄色がトップセールスで、4割程度の構成比になっています」

ブレンさんによると、ライフスタイルの中でカングーをどう使うことが出来るかが、一番のカギと話す。「いわばカングーはペットカー。ユーザーと話をすると、私の“カンちゃん”はこのように使っているなどと話すのです」

ライフスタイルに溶け込むためのポイントとしてカラーが重要であるという分析のもと、4年連続でカングークルールを導入している。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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