フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは2月19日、新型『オクタビア コンビ』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー13で初公開される。
『オクタビア』は、シュコダの主力Cセグメントセダン。初代モデルは1996年に発表され、フォルクスワーゲン『ゴルフ』やアウディ『A3』と車台を共用していた。2004年には、現行の2代目にモデルチェンジ。引き続き、ゴルフやA3の車台をベースにしている。
シュコダは2012年12月、3世代目となる新型オクタビアを発表。今回、概要が明らかにされた新型オクタビア コンビは、そのステーションワゴン版だ。
新型オクタビアコンビは、セダン同様、フォルクスワーゲングループが新開発した新型モジュラープラットホームの「MQB」を、新型ゴルフや新型アウディA3に続いて採用。新型のボディサイズは、先代比で全長が90mm、全幅が45mm、ホイールベースが108mm拡大。室内空間が広げられた。シュコダによると、とくに後席のゆとりが引き上げられ、後席足元の空間は73mmと、クラストップレベルだという。
エンジンは、ガソリンとディーゼルの合計8ユニット。中でも、1.6リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」は、最大出力110psを引き出す。フォルクスワーゲンの「ブルーモーション」に相当する「グリーンライン」仕様の場合、欧州複合モード燃費29.4km/リットル、CO2排出量89g/kmという優れた環境性能を達成している。