AMAスーパークロスは第7戦よりアメリカ東部に移動してテキサス州のカウボーイ・スタジアムで2月16日に行われ、250SXクラスの決勝レースで、モンスター・エナジー/プロ・サーキット/カワサキのディーン・ウィルソンが、8戦に渡って行われる東地区のシリーズの初戦に勝利した。
250SXクラスの決勝レースは、ゲートが開くと共に飛び出したAGモータースポーツ・ホンダのカイル・ピータースがホールショットを奪取し、ウィルソンが2番手、ロックスター・エナジー・レーシングのブレーク・ワートンが3番手で第1ターンを通過した。
ウィルソンはオープニング・ラップが終わる寸前にピータースを交わしてトップに躍り出ると、そのまま2番手との差を広げて15ラップを走り切り、彼自身6度目の250SXクラスでの勝利となる栄冠を勝ち取った。
ワートンはウィルソンがトップに立った直後にピータースをパスして、そのままゴールまで2位のポジションを守り切った。ピータースは3番手を確保しようとしたが、第6ラップでホンダのコール・トンプソンに交わされた。しかしトンプソンがクラッシュしてピータースは再び3番手に返り咲いたが、第10ラップでゲイコ・ホンダのウィル・ハーンからのプレッシャーを受け、表彰台のポジションを譲り渡してしまった。
「とても良い感じだ。10ヶ月の間これを待っていた。良いスタートを切らなければならないことは知っていたので、それを争ってよい結果となった。レースのリーダーを見て自分がウープスで有利なことがわかっていたので、アウト側から追い抜いた。彼はとてもクリーンにレースをしてくれて、尊敬している。そこからは自分のレースをしただけだ。」と勝利したウィルソンは熱っぽく語った。
尚、AMAスーパークロス250SXクラス第2戦は、アトランタのジョージア・ドームに場所を移して2月23日に行われる予定である。
250SXクラス東地区第1戦結果
1.ディーン・ウィルソン(カワサキ)
2.ブレーク・ワートン(スズキ)
3.ウィル・ハーン(ホンダ)
4.カイル・ピータース(ホンダ)
5.ジャスティン・ヒル(カワサキ)
250SXクラスシーズン累積ポイント
1.ディーン・ウィルソン(カワサキ)-25
2.ブレーク・ワートン(スズキ)-22
3.ウィル・ハーン(ホンダ)-20
4.カイル・ピータース(ホンダ)-18
5.ジャスティン・ヒル(カワサキ)-16