パナソニックグループ エナジー社は、ハイブリッドカーに搭載されているニッケル水素(Ni-MH)電池を活用したアイドリングストップ向け「12V エネルギー回生システム」を開発した。開発責任者を務める川瀬龍二氏は2014年初頭には実車搭載されると語る。
川瀬氏は2月14日に都内で報道陣と懇談し「日本を中心に多くの自動車メーカーと商談を進めている。その中で1年後、2014年初頭くらいに市場に出せる可能性が出てきている」と明かした。
システムは「セルモジュールとセンサー類に電池コントローラをつけてケースインした状態のフルシステムが基本」とした上で、「既存の車載用鉛バッテリーをダウンサイズして、その明きスペースに納めることを想定している」という。
価格については「数万円台前半のレベルまでに抑えなければいけないと思って開発している。電圧調整が必要ないので、DC-DCコンバーターなしで使えるサブバッテリーというのも、アピールポイントのひとつ」としている。