本格サーキット仕様のMINI JCW GP登場、日本導入台数は200台

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MINI・ジョン・クーパー・ワークスGP
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ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、MINI『ジョン・クーパー・ワークスGP』を200台限定で発売した。価格は460万円。

先代のMINIには、『ジョン・クーパー・ワークスキット』というモデルがあり、これは、『クーパーS』をベースに、キットを組み付け、チューンナップしてより楽しく走ろうというコンセプトのモデルであった。この流れをくむのが、ジョン・クーパー・ワークスGPだとMINIマーケティング・ディビジョン プロダクト・マネジメント マネジャーの佐藤毅さんは同社試乗会会場で話す。

このジョン・クーパー・ワークスGPは、ジョン・クーパー・ワークスをベースに、「どれだけ楽しい走りを極められるのか、速く走ることが出来るのかを具現化するというコンセプトのもとに発表したものです」と佐藤さん。現行MINIのハッチバックをベースに、N18エンジンをコンピューターチューンで5kwアップの160kw(218PS)となる。目立つ外観の変更点は、ドライカーボン製のリアウイングを装着。「飾りだけではなく、100km/h以上の速度域で60kgほどのダウンフォースが生まれます。また、バンパー下にはディフューザーが装着され、ウイングと同様、ボディを接地させることを考えて装着しているパーツです」という。

そして、最大の特徴は2シーターであることだ。リアシートは存在せず、その代わりにタワーバーが入っており、エンジンルーム内のタワーバーと共に、ボディ剛性を高めている。

このジョン・クーパー・ワークスGPは、全世界で2000台。日本には200台の販売を予定。日本は、イギリスの次に多い台数だ。「イギリスは当然自分たちの国なので販売台数も多く、ジョン・クーパー・ワークスGPにもそれなりの期待があるのです」(佐藤さん)。そして日本でのジョン・クーパー・ワークスの販売比率は、「3~4%と、イギリスに次いで2位か3位と高いのです。つまり、MINIの中で確実にジョン・クーパー・ワークスがひとつの選択肢となっているのです」と述べ、その結果、割り当て台数が多くなったのだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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