フランスの自動車大手、PSAプジョーシトロエンは1月22日、フランスで開催した先進技術発表会において、EVコンセプトカーの『VeLV』を初公開した。
もともとVeLVは2011年9月、『VELV』として披露。PSAプジョーシトロエンが、フランス政府の環境エネルギー管理庁と共同開発した都市型小型EVの提案だった。今回のVeLVは、その進化形にあたる。
VeLVでは、ボディパネルをアグレッシブなデザインに変更。三輪の小型EVというコンセプトはそのままに、いっそう人目を引くデザインが追求された。ボディサイズは、全長がわずか2810mm。車両重量は700kg以下と軽量で、3名が乗車できる。
EVパワートレインも進化。モーターは最大出力40psと、従来よりも13psパワーアップ。二次電池は蓄電容量8.5kWhのリチウムイオンバッテリーだ。最高速は110km/h、1回の充電で最大100kmの走行を可能にしている。
PSAプジョーシトロエンは、「VeLVは未来の交通手段の提案。高速道路も走行できる」と説明している。