欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは1月28日、欧州向けの新型『ゴルフ』に4WDの「4モーション」を設定すると発表した。
ゴルフに最初に4WDが用意されたのは、1986年。以降、モデルチェンジの度に、4WDがラインナップされてきた。最新の4モーションは5世代目のシステム。従来のシステムよりも、重量を1.4kg軽量化。また、雪道や滑りやすい路面でのコントロール性を、さらに引き上げている。
燃費性能を高めているのも、新しい4モーションの特徴。新型ゴルフでは、4モーション全車に、アイドリングストップとエネルギー回生システムが装備された。
例えば、欧州で人気の高いディーゼルエンジン搭載車、「2.0TDI」の場合、最大出力は150psと従来よりも10psアップ。それでいて、欧州複合モード燃費は、21.3km/リットルと、従来比で15%改善しているという。
新型ゴルフの4モーションは、欧州ではトレンドライン、コンフォートライン、ハイラインの3トリムに設定。幅広い顧客に向けて、発売される。