米国の自動車ベンチャー、VIAモータースは1月14日、米国で開幕したデトロイトモーターショー13において、コンセプトカーの『X-トラック』を初公開した。
VIAモータースは、市販車をベースにEV改造を行う米国のベンチャー企業。元GM副社長で、シボレー『ボルト』の開発を主導したボブ・ラッツ氏が、アドバイザーとして参画していることでも知られる。
同社は前回のデトロイトモーターショー12で、一気に3台のレンジエクステンダーEV、「eREV」シリーズを初公開。大型ピックアップトラック、大型SUV、大型バンという3種類のEVだった。2013年のデトロイトモーターショーで初公開した『X-トラック』は、プラグインハイブリッドのピックアップトラックの提案だ。
ベース車両はGMのシボレーブランドの大型ピックアップトラック、『シルバラード』。同車の5.8リットルV型8気筒ガソリンエンジンに、モーターと蓄電容量24kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせる。
EVモードでは、最大56kmのゼロエミッション走行が可能。X-トラックの燃費性能は現時点では公表されていないが、「トヨタ『プリウス』並みの燃費」というのが、VIAモータースの主張だ。