富士重工業(スバル)の吉永泰之社長は1月15日に東京で記者会見し、2013年の世界販売を前年比6%増の75万台とする計画を明らかにした。2年連続で過去最高を目指す。
計画では日本が16%減の16万2000台と唯一マイナスにしたが、主力の米国で29%増の36万5000台とするなど、海外での順調な伸びを織り込んだ。米国は5年連続での最高更新を目指す。また、昨年落ち込んだ中国についても14%増の5万8000台と大きな回復を見込んだ。
吉永社長は今年の世界販売について「米国の好調が今現在も続いており、米国は計画に届く。それによって世界の計画も達成できる」と自信を示した。米国では『XV』と『フォレスター』という新モデルがほぼ年間を通じて販売に寄与することも好材料と指摘した。
富士重工の12年の世界販売は前年比15%増の70万7000台と好調で、初めて70万台を突破し、2年ぶりに最高を更新した。このうち米国は26%増の33万6400台で4年連続過去最高だった。