トヨタ自動車の豊田章男社長は1月11日、TOYOTA/GAZOO Racingブースで会見し「この日がやって来るのをとても楽しみにしていた」とした上で、「車を持つ喜びがこの会場から世界中に発信されることを期待している」と述べた。
豊田社長は「2010年の東京オートサロンで私は車の持つ喜び、走る楽しさ、語り合う楽しさを広げてきたいと申し上げるととともに、モータースポーツやカスタマイズで素材として扱って頂けるような車を提供できていないとも申し上げた。あれから3年、先ほど会場を回ったところ、『86』やスバル『BRZ』を会場のいたるところで見ることができた。事務局に聞いたところ今回はなんと91台も出展されており、大変多くのカスタマイズメーカーやチューニングショップの皆様方に素材としてご活用頂いたことを本当にうれしく思う」と語った。
さらに「昨年初めてラリーに挑戦した」ことを披露し、「一般道で車を走らせること、助手席のコ・ドライバーの指示通りに運転をすること、地域の皆様方や応援してくれた方々との距離が近いことなど、またひとつ車で走る楽しさを体感することができた」と振り返った。
その上で「86やBRZはラリー以外にもスーパー耐久やワンメイクレース、ジムカーナなど様々なモータースポーツでご活用頂いている。これかも車で走る楽しさをモータースポーツ関係者の皆さんやオーナーの皆様方とともに私自身も楽しみたいと思っている」と述べた。