日本航空(JAL)と京セラは、「TOMODACHIイニシアチブ」の一環として、被災者が救助活動を行った米軍に感謝を示すための「TOMODACHI in サンディエゴ 2013」を支援すると発表した。
東日本大震災の直後、米軍は緊急人道救援活動「トモダチ作戦」を展開、多くの被災者を支援してきたほか、津波に襲われた仙台空港の復旧にも米軍が大きく貢献してきた。
「TOMODACHIイニシアチブ」は、トモダチ作戦の協力と友情の精神を基盤に、日米の友好関係強化を軸にした両国の将来世代の育成を目指す官民パートナーシップとして、在日米国大使館と米日カウンシルが主導して設立した。
津波で甚大な被害を受けた気仙沼市では、「トモダチ作戦」に参加した海兵隊・海軍に対し、今も多くの市民が感謝している。海兵隊・海軍のに感謝の気持ちを伝えたい、という気仙沼の学校に通う生徒達の思いをかなえ、将来への心の糧になるよう、JALと京セラは「TOMODACHI in サンディエゴ 2013」を共催する。
3月24~31日にかけて気仙沼市の生徒7人がサンディエゴにある米海軍・海兵隊基地を表敬訪問する。
両社は、生徒達の気仙沼から成田空港までの交通費、渡航費、プログラム参加中の現地移動費、食事を含む滞在費を負担する。
サンディエゴは米国西海岸に位置する都市で、JALは昨年12月2日、アジア初の直行便をボーイング787で就航させた。また、京セラは、米国子会社のサンディエゴ工場が京セラの重要拠点となっている。
両社にとって縁の深いサンディエゴで、参加者が深く交流できるよう、JALと京セラは協力してプログラムを支援する。