レクサスが2012年12月、世界限定500台の生産を終えたスーパーカー、『LFA』。その技術の今後の展開に関して、興味深い情報がもたらされた。
これは1月7日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアがレクサスLFAの生産工場を見学した際、トヨタ自動車のエンジニアから得た話として、「トヨタがLFAのカーボンファイバー技術を、今後の市販車に反映させる意向」と伝えたのだ。
レクサスLFAは、「極限までの軽量化」を掲げて開発が進められた。ボディ構造にはアルミではなく、自社開発したCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を採用。アルミに対して、100kgの軽量化を成し遂げた。キャビンの65%もCFRPで構成される。
LFAの生産が終了した現在、トヨタが自社開発したCFRPを他の市販車に拡大展開しようというのは、自然な流れとも受け取れる。果たして、トヨタの将来の新型車に、カーボンファイバー技術はどのように生かされるのか。