三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは1月3日、2012年の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は5万7790台。前年比は26.9%減だった。
そんな中、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が好調。2012年12月は、全体の4割以上を占める1770台を販売し、前年同月比は15.4%増と伸びた。
また、1770台の販売台数は、同車の月販台数としては、2012年9月の2253台に次いで、過去2番目に多い記録。2012年年間でも、前年比20%近い伸びを示す。
アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替えた。これは、同車の販売好調を受けての対応で、現地生産化以降の販売も好調に推移している。
なお、2012年12月単月の米国新車販売台数は、4113台。前年同月比は18.3%減と、引き続き落ち込む。
三菱自動車は現在、米国販売事業の大胆な再建計画を実行中。2013年は新型『アウトランダー』の発売が控えている。