イタリアの自動車大手、フィアットは12月20日、資本提携関係にあるクライスラーグループ傘下のジープブランド車を、2014年からイタリアで生産すると発表した。
これは12月20日、フィアットがイタリア・メルフィ工場で明らかにしたもの。フィアットは同工場に10億ユーロ(約1117億円)以上を投資。製造ラインを改修し、2014年からのジープブランド車の生産に備える。
この新型ジープの詳細は、現時点では公表されていない。ただしフィアットは、「『500X』と車台を共用する」と説明。500Xとは、フィアット『500』シリーズに加わる小型SUVとして、現在開発を進めている新型車だ。
また、新型ジープは、同ブランドが新しいセグメントに参入するモデルになる。同車はグローバル市場へ投入され、イタリアのメルフィ工場が世界で唯一の生産拠点になるという。
なお、フィアット500Xも2014年から、イタリア・メルフィ工場で組み立てられると公表されている。