韓国ヒュンダイモーターは10月22日、ブラジルで開幕したサンパウロモーターショー12において、『HB20X』をワールドプレミアした。
同車はヒュンダイが2012年9月、ブラジルで発表した新型コンパクトカー、『HB20』のクロスオーバー仕様。HB20はヒュンダイが初めて、ブラジル市場のためだけに開発した専用車。ブラジルのサンパウロ州ピラシカバの新工場において、現地生産する最初のモデルでもある。ヒュンダイが欧州で発売している新型『i20』の車台をベースに、ブラジル市場の嗜好に合わせた専用の内外装を採用する。
今回発表されたHB20Xでは、HB20に対して車高を引き上げ、樹脂製フェンダーエクステンションやルーフレールを追加。バンパーも専用デザインとした。また、フロントグリルのデザインも見直され、ヒュンダイのSUVに共通するイメージが与えられた。
搭載エンジンはガソリンの1.6リットルの直列4気筒のみ。HB20の1.0リットル直列3気筒は用意されない。ブラジル市場ならではフレックス燃料に対応。ガソリンだけでなくエタノール混合燃料でも走行できる。駆動方式は4WDだ。