日産自動車は10月22日、ブラジルで開幕したサンパウロモーターショー12において、コンセプトカーの『エクストレム』(EXTREM)を初公開した。エクストレムは、日産が初めて、ブラジル向けにデザインし、ブラジルで製作したコンセプトカー。コンセプトは「アーバンコンパクトスポーツカー」で、車好きの若い顧客にアピールする。ボディサイズは全長3850×全幅1765×全高1530mm、ホイールベース2450mm。『マーチ』と同じ日産の「Vプラットフォーム」が使用される。室内は2+2の4名乗りとした。2ドアのボディは、コンパクトスポーツカーの新ジャンルを打ち立てる独特のシルエットが特徴。ボディの下半分と高い地上高が力強さを表現し、傾斜の強いルーフラインがスポーティさを表現する。フロントからサイドへと一体感を持たせたガラスや、浮いているように見えるルーフレール、独立したCピラーなどが革新的。これらが、開放的で広々としたキャビンを作り出す。デザインスタディモデルではあるが、搭載エンジンは新世代の直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「DIG-T」を想定。FFまたは4WDが選択でき、ハンドリング性能を高めるトルクベクトリング機能が採用される。エクストレムは、量産化計画のない純粋なコンセプトカー。しかし、このデザインが、将来のブラジルや他の市場向けの日産車のデザインに反映されるという。日産の常務執行役員でチーフ・クリエイティブ・オフィサーの中村史郎氏は、「エクストレムは軽量でありながら、日々都市部のジャングルを駆け回れるだけの、ダイナミックなデザイン、敏捷性、たくましさを持つ」とコメントしている。
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