ロータスは韓国GPから大型のアップグレードを投入し、キミ・ライコネンのチャンピオン復帰を目指す考えだ。
シンガポールGPでは苦しい戦いを強いられたライコネンだが、結果は6位フィニッシュでタイトルレースの3位をかろうじて守ることができた。シーズン6戦を残す今、トップのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)との差は45ポイントだ。
マリーナベイに持ち込んだ新型リアウイングは期待外れに終わったが、鈴鹿から再搭載するダブルDRSと合わせて次期アップグレードでポテンシャルを一気に引き上げようという狙いのようだ。
トラックサイドオペレーション担当のアラン・ペルマーネは、韓国GP以降のパッケージに自信のほどを示している。
「トップ3との戦いから引き離されてしまったのは事実だ。何とかして先頭グループに再び加わりタイトルレースをしたいと思っているが、韓国GPからは何とか実現できそうだ」
シンガポールの金曜日に新型ウイングの効果なしと判断したことが拙速だったかもしれないとペルマーネ。
「金曜日に新しいエアロパッケージの効果がはっきりと現れなかったのと、シンガポールでは正確な判断が難しかったため、安全策をとって取り外しました。風洞実験でははっきりと効果が出ていたのですが、今回は慎重さが足りなかったのかも知れません。もしかすると鈴鹿で効果が現れる可能性もあると思っています」