【アウディ A6ハイブリッド 試乗】クラス感にふさわしい走りっぷり…島崎七生人

試乗記 国産車
アウディ A6ハイブリッド
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健康や環境に関心の高い生活スタイルを送るLOHASな人が乗るイメージだそう。最高速度100km/hまで、60km/hで3kmのEV走行も可能で、「モーター単独で走れるので“フルハイブリッド”」(アウディジャパン)と定義している。

そんなアウディ『A6ハイブリッド』に短時間ながら試乗した印象は上々だった。搭載エンジンは4気筒の2リッターTFSI(211ps/35.7kg-m)ながら、電気モーター(54ps/21.4kg-m)が、1850kg(V6の3リットル・クワトロモデルと同数値)のボディの発進をまったく自然に無理なく支援。他方、ここぞという時の加速では、上級スポーツグレードのような力強さを味わわせてくれる。

モーター走行→エンジン始動時のショックは、神経を集中していてやっと気付く程度。走行中の音、振動の遮断は入念で、A6のクラス感をまったくスポイルしていない。

「アウディドライブセレクト」で「COMFORT」を選択した走行状態など、通常のガソリン車にまったく遜色なしのスムースでエレガントな走りっぷりをみせる。空気を感じてほしいからガラスのスライディングルーフは標準。クワトロではないが、690万円の価格設定は、このクルマの価値がわかる人には魅力的なはずだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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