マクラーレンの直近3連勝を受け、ルイス・ハミルトンはシーズン終盤の善戦に自信を深めている。ハンガリーGPで自身が優勝、続いてベルギーGPではチームメートのジェンソン・バトンが、そしてまたイタリアGPでハミルトンが優勝した結果、ポイントランキングはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のリードをハミルトンが37ポイント差で追っているが、勢いはマクラーレンにある。
「フィニッシュラインに向けて徐々に間合いを詰めている。これからがエキサイティングだと思うよ。ヨーロッパラウンドの3戦を制し、チームは世界を飛び回るフライアウェイに旅立ったところだ」
「僕自身はハンガリーとイタリアに勝ち、フェルナンドを相手にタイトルファイトを挑もうと意欲満々だよ。マリーナベイのサーキットはハンガロリンクとバンピーな点で特徴が似ている。僕はこういうサーキットで腕の違いを見せるのは嫌いじゃない。ブレーキングゾーンのアプローチが高速でウォールはすぐ近くにあるというのも特徴だ。気温や湿度の対策も含めて非常に手ごわいサーキットだと思っている」
「僕のシンガポールGPのリザルトは2009年の優勝を除くとあまり良くはない。2010年はパンクやらマーク・ウェーバーとの接触で終わったし、去年はフェリペ・マッサとホイールを接触させてポジションを落としてしまった。いずれも運が大きく左右したレースだが、今回はうまくやるさ!」