プジョーは9月27日、フランスで開幕するパリモーターショー12において、『3008ハイブリッド4』の改良モデルを初公開する。
3008ハイブリッド4は2011年春、欧州市場向けの『3008』に設定。量産車としては、世界初のディーゼルハイブリッド車だ。
「ハイブリッド4」とは、プジョーが独自開発した4WDのハイブリッドシステム。フロントの2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「HDi FAP」エンジンは、最大出力163psを発生。リアに置かれるモーターは、最大出力37psを引き出す。
エンジンとモーターを合わせた最大出力は200ps、最大トルクは51kgmと非常に強力。0-100km/h加速は8.8秒、最高速は209km/hだ。それでいて、欧州複合モード燃費は26.34km/リットル、CO2排出量は99g/kmと環境性能に優れる。
今回プジョーは、3008ハイブリッド4にデビュー以来初の改良を実施。ハイブリッドシステムは、エンジンやバッテリーの制御が見直され、エネルギー回生システムにもアップデートが施された。
これにより、欧州複合モード燃費は28.57km/リットル、CO2排出量は91g/kmを実現。従来比で、燃費は8.5%、CO2性能は8.8%向上した。プジョーによると、スペックや動力性能に変わりはないという。