山火事の影響で開催が延期されたものの、8月12日に米国コロラド州で決勝レースを迎える第90回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム。このレースに、アウディが『RS5』で参戦する可能性が出てきた。
これは8月5日、アウディの米国法人、アウディオブアメリカが公式Facebookページで明らかにしたもの。アウディRS5のフロントマスクの画像が公開され、「第90回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムにおいて、何らかのサプライズをお届けします」と説明。パイクスピークへの参戦を仄めかしているのだ。
RS5は2010年3月、ジュネーブモーターショーでデビュー。『A5クーペ』をベースに、アウディの子会社、クワトロGmbHが開発した『A5』シリーズの最強グレードだ。エンジンは、自然吸気の直噴4.2リットルV型8気筒ガソリン「FSI」。『R8』譲りのこのユニットは、最大出力450ps/8250rpm、最大トルク43.8kgm/4000 - 6000rpmを引き出す。
トランスミッションは、7速「Sトロニック」。アウディ独自のフルタイム4WD、「クワトロ」との組み合わせにより、0 - 100km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)の優れたパフォーマンスを発揮する。オプションでリミッターの解除が可能で、この時の最高速は280km/hに到達する。