マツダは、5年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)の生産を防府工場で開始した。
防府第2工場で行われた生産開始記念セレモニーには、山内孝会長・社長兼CEOをはじめ、役員、組合代表、社員ら約500人が出席した。
山内社長は挨拶の中で、「防府工場西浦地区の操業開始から30周年、初代マツダ6の生産開始から10周年という記念すべき年に、新生マツダのフラッグシップモデル、3代目マツダ6の生産を迎えることができ、感慨深いものを感じる。新型マツダ6は、SKYACTIV技術や魂動デザインをはじめ、我々の持てる技術とこだわりを結集して開発した。世界中のユーザーに強く支持され、マツダブランドのさらなる飛躍をリードする商品にするため、マツダグループが心を一つにして、新型車を盛り上げていこう」と述べた。
新型マツダ6は、同社独自の減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」搭載第1弾となるモデル。CDセグメントのクルマに求められる品格、様式、質感、快適性を備えながら、マツダDNAの核心「意のままに軽快に操る歓び」を追求している。2012年中に欧州・国内市場に、2013年初頭からは米国をはじめ他市場にも導入を予定しており、防府工場における生産台数は年間約12万台を計画している。
マツダは、8月29日から始まるモスクワモーターショーで、新型マツダ(ロシア仕様車)セダンモデルを世界初公開する。