米国の民間調査会社、JDパワー&アソシエイツ社は7月25日、「2012年米国自動車商品魅力度(APEAL)調査」の結果を発表した。MAV(SUVなど)カテゴリーのランキングでは日産自動車が全10部門中、最多の3部門で1位に輝いた。今年で16回目の調査は、新車購入から90日が経過した時点で、顧客に愛車の魅力について質問。質問項目は、性能、デザイン、装備など10カテゴリーの90項目以上に及ぶ。調査は2012年モデルの新車を購入した顧客が対象で、2012年2‐5月にアンケート方式で行い、7万4000人以上から回答を得た。MAVカテゴリーの各部門ベスト3は、以下の通り。コンパクト1:MINI・MINIクロスオーバー2:フォルクスワーゲン・ティグアン3:キア・スポーテージコンパクトMPV1:キア・ソウル2:トヨタ・プリウスαエントリープレミアム1:レンジローバー・イヴォーク2:BMW・X33:アウディ・Q5ミッドサイズ1:フォード・フレックス2:ホンダ・クロスツアー3:ダッジ・デュランゴラージ1:フォード・エクスペディション2:日産・アルマーダ3:トヨタ・セコイアミッドサイズプレミアム1:ポルシェ・カイエン2:フォルクスワーゲン・トゥアレグ3:アウディ・Q73:メルセデスベンツ・Mクラス(同率)ラージプレミアム1:インフィニティ・QX562:キャデラック・エスカレード3:ランドローバー・レンジローバースポーツラージピックアップ1:シボレー・アバランチ2:フォード・F-1503:フォード・F-250/F-350ミッドサイズピックアップ1:日産・フロンティア2:ホンダ・リッジラインミニバン1:日産・クエスト2:ホンダ・オデッセイ3:トヨタ・シエナ日産自動車が高級車ブランドのインフィニティを含めて、全10部門中、3部門を制覇。ラージプレミアム部門のインフィニティ『QX56』、ミッドサイズピックアップ部門の日産『フロンティア』、ミニバン部門の日産『クエスト』という構成だ。また、ブランド別のランキングで首位のポルシェは、ミッドサイズプレミアム部門で『カイエン』が第1位を獲得。乗用車カテゴリーのプレミアムスポーティカー1位の『911』とともに、高い魅力度をアピールしている。