米国を代表するスポーツカー、GMのシボレー『コルベット』。同車が、デビュー60周年を迎えた。
これは6月30日、GMが明らかにしたもの。1953年6月30日、米国ミシガン州フリント工場でプロトタイプの第1号車がラインオフしたコルベットが、60周年の節目に到達したことが告げられたのだ。
初代コルベットはFRP製のオープンボディに、排気量3854ccの直列6気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力150ps、トランスミッションは2速ATと、スポーツカーというよりは、スペシャルティカー的性格の強いモデルだった。
その後、1955年に最大出力190psのV8エンジンとマニュアルトランスミッションを追加。1957年には、最大出力283psのV8インジェクション仕様が設定され、スポーツカーとしての性能を高めていく。
2005年に登場した現行モデルは、6世代目。初代からの累計生産台数は、150万台以上を数える。コルベットの開発責任者、Tadge Juechter氏は、「コルベットのステアリングホイールを握れば、素晴らしい加速性能とブレーキ性能、コーナリング性能が味わえる。まるで、オリンピック選手になったかのように」とコメントしている。