BMWグループのMINIは23日、MINI 『クラブバン』の概要を明らかにした。新世代MINIとしては、初めての商用車だ。
MINIは2012年3月、ジュネーブモーターショー12に、MINI『クラブバンコンセプト』を出品。今回、発表されたのは、その市販バージョンである。
MINI クラブバンはMINI『クラブマン』をベースに開発された、お洒落かつプレミアムな商用車。モチーフは1960年、オリジナルのMiniをベースに登場した『モーリス ミニバン』だ。
クラブマンとの最大の違いは、室内の2シーター化。車内の後部を、利便性の高い荷物スペースとした。フロントシートと荷室は、ステンレス製のネットで仕切られ、荷室には荷物固定用のフックなどが設けられる。
また、リアのサイドウィンドウは、ボディ同色のポリカーボネート製パネルで埋められ、この部分に会社名などのデカール類を装着できるようにした。クラブマンを特徴づける観音開きのサイドドア&リアゲートは、クラブバンにも受け継がれる。
ボディサイズは全長3961×全幅1683×全高1426mm、ホイールベース2547mm。ベースとなったクラブマンと共通サイズだ。
搭載エンジンは、ガソリン2、ディーゼル1の3ユニット。欧州での発売は、今秋を予定する。MINIは、「セグメント初のプレミアムな商用車」と説明している。