とはいうものの、アルペジオで動作を保証するBluetoothの最低バージョンは2.0+EDRで、帯域的にリッチなものではない。その限られた帯域でさまざまなプロトコルをやりとりできるようにしたところに、同社のノウハウがあるという。「たとえばMusic Playerでは音はA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)で取るが、アーティスト名や曲名などのやテキストデータはSPP(Serial Port Profile)で取る。また、合わせてリモコン機能のAVRCPもUIの中に取り込むなど、用途毎に最適なプロファイルを利用することで要求/応答のタイムラグを可能な限り短縮している」(伊藤氏)というのだ。