フォードモーターは7日、5月の中国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、5月の新記録となる4万8608台。前年同月比は8%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
フォードモーターの中国合弁には、乗用車の長安フォードマツダ(CFMA)と、商用車の江鈴汽車(JMC)の2社がある。
長安フォードマツダの5月販売のうち、フォードブランドは3万4550台。前年同月比は23%増と、4月の30%増に続いて、2か月連続で前年実績を上回った。
23%もの伸びを記録した大きな要因が、4月に発売された新型『フォーカス』。5月はフォードの中国販売の約3割にあたる約1万3000台を売り上げる。
また、江鈴汽車の5月実績は、前年同月比16%減の1万4056台と後退。こちらは、商用車の『トランジット コネクト』が主力車種だ。
フォードモーターの2012年1‐5月中国新車販売は、22万4882台。フォードチャイナのデーブ・ショッホ会長兼CEOは、「新型フォーカスの現地生産は順調。400以上のディーラーネットワークを通じて、新型の魅力に触れる顧客が増えている」と述べている。