GMの欧州部門のオペルは6日、8月末にロシアで開幕するモスクワモーターショー12において、新型車の『アストラセダン』を初公開すると発表した。
欧州Cセグメントの主力車種のアストラは、これまでハッチバック、ステーションワゴン、クーペの3種類のボディバリエーションを用意。しかし、ロシアなどの新興国では、Cセグメントサイズの小型セダンが人気。そこでオペルも、アストラへ4ドアセダン追加に踏み切る。
アストラセダンのボディサイズは、全長4658×全幅1814×全高1476mm、ホイールベース2685mm。大人4名がくつろげる室内空間と、460リットル(VDA計測法)のトランクスペースを両立した。後席は6対4の分割で倒れ、トランク容量は最大で1010リットルに拡大する。
エンジンは市場に応じて、全7ユニットを設定。中でも、直噴1.7リットル直列4気筒ターボディーゼルは、欧州複合モード燃費27km/リットル、CO2排出量99g/kmという高い環境性能を達成した。
オペルのカールフリードリヒ・シュトラッケCEOは、「アストラセダンは、とくにロシアやトルコが最重要市場になるだろう」と語っている。