「モナコにはちょっとやり残した仕事があるんだ」と、ジェンソン・バトン(マクラーレン)は今週末のモナコGPを前に語る。
昨年のモナコGPでバトンは3ストップを選択したことが裏目に出て、いずれも2ストップのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の先行を許した。
終盤18周、上位2名はまだ1ストップしかしてなく、ピレリタイヤのデグラデーションに耐えながらバトンを加えた三者で激しいテールトゥーノーズの争いを展開した。フィニッシュ直前の赤旗によって三者がペナルティなしでタイヤを交換したことでバトンのチャンスは消えた。
「マクラーレンがモンテカルロで刻んできた栄光の歴史に、自分自身の名を書き加えることが、僕に残された仕事なんだ」
ちなみにバトンは2009年のブラウンGP時代にモナコGPを制している。