全体相場は続落。
ギリシャ政局が一段と混迷の度を強めたことを受け、円相場が対ユーロで1ユーロ102円台に上昇。業績の先行きに対する警戒感が強まり、輸出関連株を中心に売りが先行する展開となった。
香港などアジア市場が軟調に推移したことも売りを誘い、平均株価は前日比99円57銭安の8801円17銭と続落。1月30日以来、約3か月半ぶりの安値を付けた。
引き続き円高を嫌気した売りが優勢で、自動車株は全面安。
トヨタ自動車が65円安の3100円と続落。ただ、株価の下落で今3月期の予想PBR(株価純資産倍率)は1倍前後まで低下しており、割安感を指摘する声も増えつつある。
ホンダが55円安の2600円、日産自動車が17円安の752円と続落。
こうした中、スズキが7円高の1757円と反発した。